ここでは、淡海國玉神社(おうみくにたまじんじゃ)の境内社である「雷三神社(らいさんじんじゃ)」について記述しています。
雷三神社について
ご祭神
- 豊雷命 (とよいかずちのみこと)
- 豊雷比賣命(とよいかずちひめのみこと)
- 生雷命 (いくいかずちのみこと)
例祭
7月19日・20日(例年同日)
由緒
創立年月不詳。
「延喜式神名帳」に、「遠江国豊雷命神社、豊雷比賣命神社、生雷神社は無格社これ雷三神社」と記載されています。
往古は、三社が別々に祀られていましたが、後に一社に合祀されました。
「遠江國風土記傳(とおとうみのくにふどきでん)」(内山真龍・寛政11年、1799)によると、
「豊雷神社」は、「豊雷の二社相殿なり、南裏海戸に在り」と記されています。
また「生雷命神社」は「天神山中の雷塚に在り、地主神と称す、社なし」と記されています。この「天神」は、「見付天神 矢奈比賣神社」を指しています。
鎮座地
静岡県磐田市見付2696
雷三神社(らいさんじんじゃ)
イボ取りの赤石
雷三神社の拝殿前には、赤い石が敷き詰められています。
この赤石は、昔からイボ取りに御利益があるといわれています。
神社からひとつお借りして、取りたいイボを石で撫でます。するとそのうちイボがなくなります。イボがとれたら、今度は石を二つにしてお返しします。
返す石は、河原で拾ってきたり、神社の境内に拾ったりで、どこのものでも構いませんが、ふたつ返せば良いそうです。
今ではこの御利益を知っている人も少なくなってきたそうです。(令和3年例祭にあわせて聞き取り調査)